婚活………とひとことで言っても現代の結婚にはいろいろな形があります。今回はそのうちの2つ、「国際結婚」と「同性婚」について説明していきたいと思います!
目次
<国際結婚>
1.国際結婚の方法
国際結婚とは、その名の通り、外国に国籍がある人と結婚をすることです。たとえ日本人であったとしても、国籍が日本になければ形式上は国際結婚になります。相手の国籍のある国、もしくは日本で婚姻届を提出すれば国際結婚ができます。
しかし、国際結婚は通常の結婚と違い、必要な書類が多いです。国際結婚をする際に注意するべきことは大きく2つ、
- どこの国籍の人と結婚するのか。
- どこに住むことになるのか。
です。
まず、なぜ結婚相手の国籍が重要なのでしょうか?それは、相手の国籍によって必要書類が異なる場合があるからです。
相手の国籍別必要書類の確認はこちらのサイトを参照してください⇨world3.html
次に、「どこに住むことになるのか」。これはどの国で婚姻届を出すのかと言い換えることもできます。婚姻届を出す国や地域によっても必要書類が異なるのでよく確認することが必要です。上記サイトに情報が詳しくのっているので参照することをおすすめします。
2.国際結婚をしたら国籍はどうなるの?名字は?
国際結婚をしたら自分の国籍はどうなるのだろう?変えなければいけないのだろうか?このように疑問に思う方も多いでしょう。はっきり言うと、国籍は変える必要はありません。私の父はトルコ人、母は日本人で両親は国際結婚をしています。両親はアメリカに住んでいますが父はアメリカ国籍、母は日本国籍です。母はアメリカの永住権を得てアメリカで生活しています。もちろん相手国の国籍に変えることも可能です。
では、名字はどうなるのでしょう?国際結婚の場合、別姓が一般的です。私の両親も別姓となっています。同性にしたい場合は日本であれば市役所に結婚六ヶ月後までに届ければ可能です。同性か別姓か選べるのは国際結婚の良いところかもしれませんね!
さて、ここで気になるのが子供の名前です。多くの場合は父親もしくは母親のどちらかの名前がミドルネームとなります。私の場合、アメリカでは
<父親の名字><母親の名字><名前>
という形になっており、日本語の名前がミドルネームとなっています。しかし、日本に来ると、
<母親の名字><名前>
という形になり、ミドルネームをつけずに日本名で過ごしています。かなり柔軟に名前も決めることができるのでそれほど心配しなくて大丈夫ですよ!
3.国際結婚って実際どうなの?
国際結婚は憧れますよね!イケメンな外国人の夫(大きな目の美人な妻)とくりくりの目をした可愛い子供との生活……想像するだけで幸せです。しかし国際結婚は大変な場面も多々あります。両親を見てきた上で私が思う以下のことを必ずよく考えてから、国際結婚をしたいかどうか考えていただければと思います。端的に言えば、国際結婚には良い面も悪い面もあります。
1.文化の違い
国際結婚で一番大きいのが文化の違いです。
例えば日本は屋内では靴を履きません。しかしアメリカでは屋内を土足で過ごすのはごく当たり前のことなのです。あなたと相手の間では合意されているかもしれませんが、問題は彼の両親などが来た時です。あなたの文化よりも自分たちの文化を優先することもあるので、最初によく話し合っておく必要があります。もちろん相手の文化が大好きでそれに合わせるなら問題ありません!
生活様式の文化はもちろんのこと、食文化も違うので好みが合うのか、相手と生活していけるのかよく考えた方が良いでしょう。
2.言語の違い
国際結婚において言語の壁は避けては通れない問題です。
例えば、あなたが日本人で恋人がアメリカ人だったとしましょう。これならば、二人の間の会話は日本語か英語でしょう。結婚してもそれは変わらないかもしれません。しかし子供が生まれた時はどうでしょうか。あなたは子供と何語で話したいですか?
問題はあなたが日本語で子供と話したいけど、相手は英語で話したいと思っているときです。家族内での言語が1つじゃないと冗談が通じる人と通じない人ができるなど、すれ違いが生じることもあります。
私の家族は、両親は英語、私と母は日本語、私と父はトルコ語と英語で話してます。でも母はトルコ語が分からないし、父は日本語が分からない….…と言う感じでちょっと気まずい空気になることが多いです。
もちろん例外もあります。例えば、私の友達の家族は両親が日本人と中国人で両親の会話は英語、母親と子供の間ではほぼ日本語と言う感じですが、家族の仲はとてもいいです。
しかも、言語の違いにはメリットもあります。子供がバイリンガル、もしくはトライリンガルになる可能性があるのです!実際私も日本人の母、トルコ人の父の元、アメリカで育ったので、英語、日本語、トルコ語を話すことができます。
そう考えると言語の違いはむしろ良いことかもしれないですね!
3.教育方針の違い
教育を受けてきた国が違えば、もちろん受けてきた教育も違います。それによっては子供にどの国の教育が一番良いのか対立することもあります。アメリカで育ってきた人はアメリカの教育の良いところ、悪いところを知っています。同様に日本の教育を受けてきた人は日本の教育の良いところ、悪いところを知っています。もちろん、「こんな素敵な彼氏と結婚できるなら子供の教育なんて関係ないわ。。。」そう思う方もいらっしゃるでしょう。もちろんそれで結構です!ただ、教育に熱心な方なら考えておくべきでしょう。
ここまで読んで、「それでも国際結婚がしたい!」という方、朗報です!
近年は国際婚活パーティーなるものが開かれており、外国人の方と出会うことができるのです!
婚活パーティーについては別の記事にまとめてあるのでそちらを参照してくださいね。
<同性婚>
結婚の形は1つではありません。つまり、異性と結婚する必要もないのです。現在、同性婚をしたいと考えている人もおられるでしょう。しかしそもそも同性婚はできるのでしょうか?
日本で同性婚はできない!
率直にいうと、日本で同性婚はできません。法律で認められていないからです。しかし、同性婚の代替として、以下のものが挙げられます。
1.養子縁組制度
これは、相手を養子にする、つまり同性カップルのうちどちらかが親となりどちらかが子供となるということです。日本国内で唯一家族として認められ、家族としての権利を得ることができますが、あくまで親と子供という関係であり、対等でないため抵抗がある人が多いです。
2.パートナーシップ制度
ほぼ同性婚と同じ権利を得ることができます。しかし、書類が多いことに加え、一部地域でしか認められていません。その地域に居住している間はパートナーシップ制度の権利を得ることができますが、他地域に移住した場合、パートナーシップは解除されてしまいます。
日本国内でパートナーシップ制度が導入されている地域は以下の通りです。
- 世田谷区(東京都)
- 渋谷区(東京都)
- 伊賀市(三重県)
- 宝塚市(兵庫県)
- 那覇市(沖縄県)
地域によって条件や必要書類が異なるので事前に調べることが重要です。
どうしても同性婚がしたいあなたへ
日本で同性婚が難しいことはわかった。でもどうしても同性婚したい!そう思っている方のために、1つの案を提案しましょう。
ズバリ、「海外での結婚」です。日本以外の国では同性婚が法律で認められている国が多くあります。その国に行けば同性婚をすることができます。ただし、その国での同性婚は日本では認められません。すなわち、その国で結婚するだけでなく、その国に移住するということになります。
同性婚が認められている国は以下の通りです。
<ヨーロッパ>
- オランダ
- ベルギー
- スペイン
- ノルウェー
- スウェーデン
- ポルトガル
- アイスランド
- デンマーク
- フランス
- ウルグアイ
- イギリス(北アイルランドを除く)
- ルクセンブルク
- アイルランド
- コロンビア
- フィンランド
- マルタ
- ドイツ
- オーストリア
<アジア>
- 台湾
<オセアニア>
- オーストラリア
- ニュージーランド
<北・中央アメリカ>
- カナダ
- アメリカ合衆国
- メキシコ(一部州)
- コスタリカ
<南アメリカ>
- ブラジル
- エクアドル
- アルゼンチン
<アフリカ>
- 南アフリカ
これらの国に行けば同性婚をすることができるということです!
ただし移住するときにはビザの発行や永住権取得、新たな職探しなどが必要なので大変ではあります。
皆様のお役に少しでもたてたならば幸いです!
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